2019年03月02日

2019年3月

      法 悦 3月号 822号



  みほとけのまなざし




 誰れもがチョボチョボ



 誰れもが平凡



 でも



 誰れもがスペシャル



 大事なひとり子




青色青光    信心かぞえ唄


一つには一切皆苦のこの世まで、神や仏に願掛けて、意のまま気ままに過ごしたい、そんな我が身を知らなんだ、知らなんだ知らなんだ

 二つには、お札やお守りぶら下げて勝手な願い叶えてと、長生き祈るその間にも、死にゆく命と知らなんだ、知らなんだ知らなんだ

 三つには、皆さん病気は治るよと、他人には言うて勧むれど、我が身の風邪さえ治らんと、ほんに今まで知らなんだ、知らなんだ知らなんだ

 四つには、欲の心もみな消えて、静まり返った心こそ、それがほんとのお悟りとは、ほんに今まで知らなんだ、知らなんだ知らなんだ

 五つには、いつも一人じゃなかったと、「お陰様よ」と手の合うた、拝むその身のそのままが、真の仏と知らなんだ、知らなんだ知らなんだ

 知らぬ昔は、いざ知らねども知らせてもろうた今日からは、これではならん!これではならんの思いより手の合うた、拝む姿のそのままが、真の仏と知らなんだ、
知らなんだ知らなんだ


住職日々随想

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が、父親による虐待暴行で亡くなるという、痛ましい事件が発生、関わった両親が逮捕されました。
 児童相談所どうしの連携や、教育委員会の対応の問題など、様々な要因が重なり、結果、、小さな命を守ることが出来ませんでした。
 しかし見落としてならないのは、我が子を守るべき親が、暴力をエスカレートさせてしまうその心の弱さ、自身を守る為なら我が子さえ見捨ててしまう弱さにこそ、本当の問題の根があるように思われます。
 自らの弱さを認め、きちんと向き合う事においてしか、問題根絶の方途はないと言えるでしょう。
 私たちの住むこの社会には、ひとは強くあらねばならない。賢くあらねばならない。善き人たらねばならない、という観念が抜き難く有ります。
 しかし、現実問題として、解ってはいても、弱音や愚痴はこぼれます。過ちを繰り返してはならないと思いながらも、つい同じ過ちを犯す事もあります。人に後ろ指されないようにと思ってはいても、罪を犯してしまう事すらあります。まさに凡夫。
 本当に必要なのは、そういう凡夫の弱さをそのままさらけ出すことができ、受け止めてもらえる、そんな社会ではないでしょうか。
 その事を深く考えさせられるお話しが伝わっています。
  福岡博多の聖福寺は、日本最初の禅寺と伝えられています。
 このお寺の住職に仙豪`凡(1750〜1837)という方がおられました。
西の一休とも称され、仙高ウん仙高ウんと地元では親しまれ、その学徳人格においても、広く愛されていました。
 この仙高ウん、美濃国(岐阜県)の貧しい農家の五男坊として生まれ、十一歳で口減らしの為、地元の清泰寺に入寺し、師より義凡の名を与えられました。
 以後、厳しい修行と数年の雲水生活を経て、四十歳の時に月船門下の兄弟子、太室玄昭の推挙により聖福寺に、第百二十三世住職に就任しました。
 住職となって後も自身の厳しい修行も怠らず、後進の育成にも尽力されました。
 仙高ウんは禅画にも独自の境地を開き、ほのぼのとした中にも、禅の心を巧みに表した絵を多く描きました。
 その仙高ウん、いよいよ臨終という死の床にあって、参集した弟子に「和尚様、最期に遺偈(ゆいげ)を賜りとう存じます」と乞われ「死にとうない、死にとうない」と、蚊の泣くような声で言ったところ、 その言葉に驚き慌てた弟子が、「今一言、今一言!」と重ねて乞うと、
 「ほんまに、ほんまに」
と、言い遺して亡くなられたと伝えられています。
 多くの人は、高徳の禅僧にあるまじき臨終と揶揄しますが…、そうでしょうか?
 私見ですが、み仏は弱音を吐こうが、愚痴をこぼそうが、それこそ罵倒しようが、必ず受け止め迎えて下さる、という深い信頼が、仙高ウんにあったればこそ、と頂くべきではないでしょうか。
 まさに、阿弥陀仏のお救いは、そのままなりの私をこそ救う大慈大悲、と受け止める真宗の救済と、禅のお悟りと違わぬものと伺われるのです。


三月の行事

5 日(火)午後1時半〜  囲碁教室

7  日(木)午前10時半〜 ピラティス

8 日(金)午後2時〜   仏教コーラスの会

10日(日)午後1時〜   おみがき清掃ご奉仕

14日(木)午後2時〜   仏教民謡踊りの会

16日(土)午後2時・6時 春季彼岸永代経法要
        ご法話 伊勢道淨寺 酒井正夫師

28日(木)〜29日(金) 
    中部ブロック門徒聞法のつどい一泊研修会
                                福井・松任方面


四月の行事

4 日(木)午前10時半〜ピラティス

5 日(金)午後2時〜 仏教コーラスの会

9 日(火)午後2時〜 囲碁教室

18日(木)午後2時〜 仏教民謡踊りの会
                          
20日(土)午後4時〜 祥月講・同朋の会聞法会

23日(火)午後2時〜 仏教コーラスの会

25日(木)午前10時半〜 ピラティス 


*四月の門徒女性聞法の集いは未定です。

*本堂内全てイス席、床暖房完備、どなた様もお気軽に

posted by ansenji at 18:26| Comment(0) | 法悦