2016年06月28日

7月住職日々随想

 舛添都知事の辞任をもって、大量に垂れ流され続けた一連のマスコミ報道も止みました。しかし、あの社会全体を挙げての大騒ぎは、一体何だったのでしょう?
確かに租税徴収者でもある行政トップの、公金に対する倫理性の欠如は、大いに批判されてしかるべきですし、多くの方の怒りを買ったのも当然のことではありました。
であればこそ、政治が萎縮することなく、なおかつ不備の目立つ制度を、フェアなものに改めていく事は、より大事なことで、一人の政治家の進退問題だけで終わらせてはならないはずだったのですが……そういう抜本的な改革も、知事の辞任をもって、嘘のように語られなくなりました。
本当は真剣に問うべき大問題、大臣の収賄疑惑や原発問題、立憲主義の危機や安全保障の問題、社会福祉や格差社会のひずみなどなど、数多くあったように思うのですが、一連の騒動にかき消されてしまいました。
そんな中、とても気になったのは、いわゆる普通の人々の持つ他罰感情の強さです。
 自身を裁定者の位置に置いて、人を裁き溜飲を下げるという有り様が透けて見え、いつの間に日本人はこのような劣化した感情に支配されるようになってしまったのかと、後味の悪さを禁じ得ません。
親鸞聖人は「歎異抄」の唯円大徳とのやり取りの中、各人の心根の善し悪しを越えて『さるべき業縁のもよおさば、いかなる振舞いもすべし』と人間存在のかかえ持つ闇の深さを明らかにしておられます。
清沢満之師も「他を 咎むる勿れ 他を 咎めんとする 心を咎めよ」とおっしゃっておられます。本当の批判とは実にそこからしか始まらないのではないでしょうか。

七月の行事

9 日(土)午後4時〜  祥月講 同朋の会聞法会
             ご講師 専光寺 島洸陽師

11日(月)午後2時〜  仏教コーラスの会

14日(木)午後2時〜  仏教民謡踊りの会

26日(火)午後2時〜  門徒女性聞法のつどい
浄土和讃に聞く 18

八月の行事

7 日(日)午後1時〜 おみがき清掃ご奉仕

  盂蘭盆会法要
  14日(日) 
      両日とも  午後1時・3時・夕方7時半 
  15日(月)              (計六座)
*読み上げご希望の御法名を書き出してお持ち下さい。
 お世話方ご奉仕にて、経木に浄書していただきます。

23日(火)午後2時〜 門徒女性聞法のつどい
浄土和讃に聞く 19
25日(木)午後2時〜 仏教民謡踊りの会

29日(月)午後2時〜 仏教コーラスの会

*本堂内すべて椅子席、冷房完備
 どなた様もお気軽にお越し下さいませ。
posted by ansenji at 23:55| Comment(0) | 住職日々随想
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