2013年09月26日

住職日々随想


千日回峰行をご存じでしょうか?
この行は数ある行者の中でも、特に優れた、選ばれたものだけに許される行です。
行者は途中で行を続けられなくなったときは自害するという決意で、首を括るための死出紐と呼ばれる麻紐と、両刃の短剣を常時携行します。頭にはまだ開いていない蓮の華をかたどった笠をかぶり、白装束をまとい、草鞋ばきといういでたちです。回峰行は実に7年間にもわたる荒行です。
そんな千日回峰行を二度も達成された酒井雄哉師が亡くなられました。
二度も達成されたと言うべきなのか、二度も行わなければならなかったと言うべきなのか、ある意味で逆に、如何ともし難い人間の煩悩の底知れなさを思い知らされることです。
親鸞さまはそんな自力の行の無効を明らかにし、自力のはからいを捨てて、凡夫の底の底まで見通された、阿弥陀仏の深い知恵と慈悲に帰依する以外に、凡夫が成仏する道はないと諭されました。
よく宗教を山登りに例えて、結局何でも一緒でしょと言う方もおられます。しかし、それはただ山を眺めているだけの人の言葉でしょう。実際登ろうと思いたった時、幾万の道があっても私が選べるのはただひとつの道しかありません。だからこそ過つことなく歩むべき道は、阿弥陀仏の本願力に依って往生する、願生浄土の道しかないのです。
溺れるわが身を溺れる私自身が救うことなどできないのですから…

10月の行事
2日(水) 3時より 大人の書道教室
8日(火) 2時より 門徒女性聞法のつどい
19日(土) 4時より
祥月講・御遠忌お待ち受け記念講演会
ご講師 元大谷高校校長 多田 孝圓師
21日(月) 2時より 仏教コーラスの会
23日(水) 4時より 大人の書道教室
24日(木) 2時より 仏教民謡踊りの会

11月の行事

9日(土)2時より 報恩講
ごくらく落語他
10日(日) 1時より 宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要
25日(月) 2時より 仏教コーラスの会
28日(木) 2時より 仏教民謡踊りの会

いよいよ当寺の御遠忌法要です。
何かと準備に追われる毎日ですが、門信徒皆様方の格別のご協力を得て、無事勤め上げたいことでございます。引き続きましてのご協力よろしくお願い申し上げます。
posted by ansenji at 08:48| Comment(0) | 住職日々随想
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