2014年03月26日

四月 住職日々随想


 ひと知るもよし ひと知らざるもよし 我は咲くなり
                   武者小路実篤

 殊の外寒さ厳しい冬も終わり、暖かな春風に誘われて、
花の便りもちらほら聞こえてまいりました。冒頭の句は、
一枝の桜の花とともに絵皿に書かれた、武者小路実篤氏
の作です。
 多くの人々に愛でられる名所の花も、山里に人知れず
ひっそりと咲く花も、人の評価など頓着することなく、
その命をしっかりと咲ききって、凛としている姿が伺えます。
 仏説阿弥陀経の中にも、極楽の蓮の華の喩えが出てまいります。
青き色には青き光、黄色には黄色の光、赤き色には赤き光、白き色
には白き光、それぞれがそれぞれの色の光を放って、なお相い和し
ている。そのみ教えにも通じるものです。
顧みて 私たち人間はどうでしょうか?いつも人の評価を気にし、
一喜一憂しています。たとえ歯の浮くようなお世辞であったと
しても、良い評価を受ければ有頂天になり、たわいもない事で
あっても、評価されなければ落ち込み、それこそ、けなされたり
すると、怒り心頭に発する、そんな姿のお粗末さが知らされます。
誰と比べる必要も無い、私は私、みほとけ様から、そのままなりを
救うと誓われてあるわが身は、実に尊い存在なのです。
ただ、人はみな多面体、かつ留まることなく変わり続けている
のですから、自分らしさという呪縛にとらわれ「これが私だ!」
と握り込み、頑なになるのではなく、その時その場で、力を尽くす
ことこそが大切なことなのではないでしょうか。
そして、そんなあなたの生き方には、おのずとあなたらしさが滲み出、
自らを信ずる心、「自信」が生まれてくるに違いありません。
       

       四月の行事
・ 8日(火)午後2時〜 門徒女性聞法のつどい
・10日(木)午後2時〜 仏教民謡踊りの会
・19日(土)午前中   桜祭り民謡踊りの会参加
・19日(土)午後4時〜 祥月講・同朋の会聞法会
       ご講師 伊勢 道淨寺  酒井 正夫師
・28日(月)午後2時〜 仏教コーラスの会
       五月の行事
・13日(火)午後2時〜 門徒女性聞法のつどい
・14日(水)午後2時〜 第五組坊守会公開講座
       ご講師 高山教区 不遠寺 四衢 亮師   
・17日(土)時刻未定  大阪教区同朋大会参加
                  南御堂にて
       ご講師 大谷大学名誉教授 延塚 知道師
*第三土曜の祥月講、同朋の会は上記の大会参加に
 代えさせて頂きます。
・22日(木)午後2時〜 仏教民謡踊りの会

*四月、五月の仏教コーラスの会は、ご講師の体調により
 変更する場合がございます。ご了承下さいませ。

どなた様もお気軽にお越し下さい。本堂内は全て椅子席、
床暖房も導入しております。
posted by ansenji at 16:24| Comment(0) | 住職日々随想
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